#NOTE

2021.04.10

STUDIO WONDER
MAKES
MOTION GRAPHICS

 スタジオワンダーに4月から新しいスタッフが加わりました。市立大を3月に卒業した西内寛大さんです。西内さんには昨年インターンで来ていた際からモーショングラフィックの制作を手伝ってもらっています。この数年グラフィックとインテリアの領域以外にも、動画やモーション、3Dモデリング、プロダクト開発など新たなデザイン制作領域の拡大を考えていましたが、パンデミックの状況下でさらに強く進めていきたいと考えていたところ、ちょうどいいタイミングでインターンに来てくれたことがきっかけでスタジオワンダーに加わってもらうことにしました。これから一緒にクリエイションを進めていくことになります。
 数年前、紙をベースにしたグラフィックデザインが少なくなるとか、WEBが中心になるとか、様々な意見・議論や予測がありましたが個人的にはグラフィックの面白さはコンセプトメイクや表現の中にあると考えているため、無くなることはないし、メディアが少し変わるだけのことだと思っていました。その考えは今も変わらず、グラフィック表現がより面白くなるためにはどうすればいいのか、他のデザイナーとの違いは何で生み出すのか?ずっと悩み、考えています。そこに対する一つの答え、または補う武器としてコンセプトやアイデアがより伝わるようにグラフィックを昇華させるという考えから、「動く」ということが、人間の無意識な反応を利用した、より強いコンセプトへの理解を得る要素だと感じています。それが「MOTION GRAPHICS」です。
 数年前から個人的に目が動くGIFポスターや、切り絵が動くことで完成するロゴやポスターなど実験的に動きを取り入れてきましたが、抽象的なグラフィックが動くモーショングラフィックだからからこそ、具体的な被写体を使ったムービーよりも受け手側の想像を膨らませ、また受け手の年齢や趣向にもとらわれずに面白さを伝えることができる可能性があると感じています。これからは西内さんとチームとして面白い動きを使ったモーショングラフィックも研究していきたいと思います。制作の依頼もお待ちしています。ぜひ何か作らせてください。
 そしてモーショングラフィックス以外にもSTUDYの中でプロダクト開発や3Dモデリングもやっていくのでそちらもお楽しみに。もっとクリエイションするデザインスタジオを目指して進んでいきたいと思います。

モーションの実績はこちらから。