花をもらった時の贈り手の気持ちを記録することを目的としたフラワーベースを制作。花を見るたびに贈り手の顔やもらったその瞬間を思い出すような花器はどうだろう？という考えをもとに具現化しながら、実際に販売することをイメージし、買い手を選ばないような抽象的なデザインを目指した。両手で花を挟むような形だけど、中心部の水溜め部分は手のひらで潰されたような形状にし、シュールさも取り入れながらモダンな印象に。コンセプトのあるプロダクトを、面白さ・デザイン性・愛着感などのバランスを考えながら設計しています。

まずは1枚目の写真をblenderで3Dでイメージを制作し、形状をこの段階でいくつか検討し、実際にプロトタイプとしてスチールの焼き付け塗装で製作してみることに。シンプルデザインが故、3Dからイメージはブレることなくほぼそのまま。グラフィックプロダクトとblenderの相性は抜群ですね。ただコストがかなりかかってしまったのでアクリルなどで制作した方がコスパはいいかなといったところで検証を現段階では終えています。実際に製作した写真はこちら。

最終的に少し柔らかいトーンの色味に変更しています。一輪挿しのデスク置きのサイズ。次はアクリルプロダクトでも作ってみようかな。