HERE アートディレクション・ロゴ・グラフィック・サインデザイン
ART DIRECTION:野村ソウ
GRAPHIC DESIGN:杉原茉侑
SIGN DESIGN:杉原茉侑
INTERIOR DESIGN:mangekyo
ART WORK:前田麦
CONSTRUCTION:ナカ工房
百合が原公園の横に設置されたコンテナ型のショップ「HERE」のブランディングデザイン・サインデザインを担当いたしました。
プロジェクト名の「HERE」は「HIGHLY EXPERIMENTAL, RANDOM ENVIRONMENT」(=高い実験性、ランダムな環境)の頭文字に由来しています。
2023年9月末にオープンした、キャンパーズアンドアングラーズ(C&A)北広島やCORSO SAPPOROを運営するアイビック食品株式会社様からの『C&A北広島のオープンまでにジェラート販売のオペレーションテストをコンテナを利用して行いたい』というご依頼に対し、コンセプトを「移動する実験店舗」として、販売場所や商品内容がその時々によって変化する移送式コンテナ店舗の開発を行いました。
求められた汎用性に対して、その汎用性自体を「実験」と定義することで、物販内容・出店地域そして商品開発までを楽しんで推進できるのではないか、また出店地域の方にその実験的な食物販のスタイルを楽しんでいただけるのではないかという想いの元にコンセプトを開発しています。
ロゴデザインも「HERE」を表す汎用性の高いシンボルとして長さと角度が自由に変化する矢印を採用し、場所や販売商品を特定せずにアイデンティティを伝えることができる設計を提案。「今日のHERE」、今日は「HERE」というように、このコンテナの場所と内容の両方を楽しんでいただけると嬉しいです。
インテリアではmangekyoさん、店内のアートワークでは「GRASSITI」で前田麦さんにもご協力をいただいています。コンテナという移送式の店舗スタイルから汎用性ををもって使用できるクレート什器の提案、そしてそのコンテナ内の小さい空間に対して、運ばれる地域の自然とシンクロするように、店内にも大きく自然が広がるよう生の植物を使用したアートワーク「GRASSITI」を設置。どんな環境に出店しても機能的でいながらコンセプトを楽しんでいただける空間を目指しています。北海道中を舞台に今日は「HERE」と食品と作品を搭載し、駆け巡ってくれたら楽しいですね。
今後のHEREはどこへ行くのか、何を売るのか、Instagramでぜひチェックしてみてください。→@what_is_in_here_